常時SSL化やってみたけど一時的に検索順位が落ちました。

2018.02.22 19:48

ノマドです。

確定申告まだ終わってません。

ということで SSL です。

常時SSL化なんていう言葉がだいぶ浸透してきている今日このごろですが、うちはまだやってませんでした。

なぜか?

Let's encrypt のワイルドカード実装を待っていたから。

去年の夏頃にやろうと思っていたのですが、来年早々にワイルドカード対応するぜ!というリリースが Let's encrypt オフィシャルで出された為、ワイルドカード出るならそれ待つか〜、という素晴らしい言い訳ができたからでした。

しかし、リリース予定日(2018.1.4 だったかな?)を過ぎてもワイルドカードは生成できず...

Wildcard domains are not supported: *.example.com

年明け早々という日本人感覚ではちょっと無理がありそうな?日程に心配もしていたのですが、やはり厳しかったようですね。

ワイルドカードが複数欲しかった理由は、www の有無と管理用のユニークなホスト名を割り当てるために3枚必要だったので、3枚証明証管理するの手間だな〜と思ったからでした。

まーでも3枚作ればいいいわけで、スクリプト組んでしまえば1枚更新するのも3枚更新するのも同じだしやってみるか!

ということで3サイトで Let's encrypt を使って常時SSL化を実施してみました。

こんな感じの3サイトです。

サイト1:インデックス3000くらいのサイト。
サイト2:インデックス 500くらいのサイト。
サイト3:このブログ。

そして、もちろん気になるのは SSL化による Google検索の順位変動です。

SSL化したら検索順位が下がったとか、上がったとか、ぜんぜん変わらない!とかいろいろな情報があります。

SSL化してがっつり順位下がっても困るので、それほど収益に影響の無い上記の3サイトで試してみました。

結果は、、、

サイト1:順位下がったけど3週間くらいで戻った。
サイト2:順位下がったけど数日で戻った。
サイト3:影響ほぼ無し。

サイト1は、とあるキーワードで1位のコンテンツで、デイリーのアクセスが3000〜5000PV程度ありましたが、SSL化を実施したところ直ぐに6位程度まで下がり、PVは半分程度まで落ちました。

しかし、2日程度で順位が2〜4位を行ったり来たりするようになり、1週間程度で2位をキープ。

その後、2位から上昇する気配がなく、これはしくじったかな〜と思っていたら1位に戻りました。

戻ったのは、SSL化してから3週間程度経過した頃です。1位に戻ってからは、安定して1位をキープしているように見えます。

サイト2については、サイト1と同じような構成のコンテンツですがページ数、アクセス共にサイト1より少ないサイトです。こちらも、SSL化後に順位が落ち、PVも落ちましたがわずか数日で完全に戻りました。

サイト3は、このブログですがほぼ影響ありませんでした。

以上の実験から、コンテンツの規模、ページ数、既存のインデックス数に比例して順位の変動を受けやすいのかなぁと感じました。

SSL化して、Google サーチコンソールに https を追加すると思いますが、301リダイレクトをしかけると http から https にインデックスや、被リンクが徐々に移っていくのがグラフでわかります。

この移行期間にコンテンツ力が一時的に落ちるのかなぁと。

例として 3000ページのサイトで3000のインデックスがあるコンテンツの場合、半分の移行が完了した時点では、http, https 共に 1500 ずつのインデックスに分散されることになり、一時的にコンテンツ力が落ちてしまうのでは?と思うわけです。

実際にSSL化してみて思うことは、リスクの方が高いかな〜という印象です。

常時SSL化しても爆発的な検索順位の上昇は望めませんが、下落するリスクの方が高そうな気がします。

今回私のサイトは、SSL化により一時的に順位を落とし、戻ることができましたが、一時的ですが順位は落ちてしまっています。

この「一時的」が、数日なのか、数週間なのか、数ヶ月なのか、、数年なのか・・・

これは、そのコンテンツのコンテンツ力や競合の具合で変化すると思いますが、常時SSL化をやってみよう!という方は、ある程度の覚悟が必要かと思います。

もちろんユーザー目線で見たら暗号化されている方が望ましいので、コンテンツによっては検索順位を多少下げてでもやる価値はあるかと思います。

以上、常時SSL化やってみたけど一時的に検索順位落ちたよ〜という報告でした。

ノマドでした〜。

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